みなさんは、一日何回食事をしますか?

ほとんどの人が3回と答えると思います。

いつの間にか一日3食が習慣化し、朝が来たから朝ごはんを食べる。

お昼になったからお昼ご飯を食べる。

夜になったから夜ご飯を食べる。

そして24時間営業している飲食店やコンビニなどで好きな時に好きなものが食べられる時代でもあり、現代は飽食の時代とも呼ばれています。

お腹空いていないけど、目の前にあるとついつい食べたり、時間がきたからご飯を食べるという方は食べ過ぎが慢性化して自分が食べ過ぎていることに気付いていません。

休憩室にあるお菓子についつい手を伸ばしたり、机の引き出しの一つはお菓子で埋まっていたり、差し入れのお菓子が机の上に置いてあったり。

仕事しながらもついつい無意識になにか食べているという人は多いのではないでしょうか。

私は看護師時代そうでした。

休憩室には必ずお菓子があって、毎月誰かしら旅行に行くので美味しそうなお土産がたくさんあって、ケーキやピザの差し入れがあったり、常に食べ物が目の前にある状態で無意識に食べていることが多かったです。

無意識に食べている人は意外と多いです。

さっき食べていたのに、また何か食べてるあの人・・・という方周りにいませんか?

ご自分にも当てはめて振り返ってみてください。

もしあなた自身無意識に食べていることが習慣になっていたら、無意識を意識に変えてみることから始めるといいですね。

意識すると「こんなに食べていたんだ」って気付いたり、「え、私ずっと食べてる・・・」と言う気づきから食について考えるきっかけにもなると思います。

私もこれを意識した時に、常に何かを食べていることに気づきました。

自分でもこれは危ないと気づくことができ、食に対してかなり意識するようになりました。

食事の後は、消化のため血液が胃腸に集中

食事の後は消化にエネルギーを使うために血液が胃腸に集まります。

血糖値も上昇するので少しくらい眠くなるのは誰もが経験あると思います。

しかし、疲れや怠さ、眠気が酷い場合には、食べ過ぎていたり内臓が弱っている可能性が高いのです。

消化できる量以上のものを食べ続けていると、胃や腸は休む間もなくずっと働き続けます。

働き続けると内臓も疲労し、消化する機能が少しづつ落ちていきます。

その間もまたどんどん食べ物が運ばれてくるので全てを消化することができません。

消化が十分でない食べ物が腸の中で腐敗して有毒ガスが発生します。

有毒ガスは腸内環境を乱し、血液を介して全身を巡ります。

昔はなかった未病や不定愁訴などはこれらが原因とも言われています。

食べ過ぎから腸の働きが悪くなり、有毒ガスや毒素は血液を介して全身を巡るため体全体に影響を及ぼすということです。

本来、食事とは体に必要な栄養を取り入れることであり、必要な量だけ取り入れることが健康を維持できるのです。

体に本当に必要としていないものをなんとなく食べて、食べたいものを食べたい分だけ食べることは内臓にも体全体にもダメージを与えていることになるのです。

常に疲れや怠さ、眠気が酷い場合には、食べ過ぎている、胃や腸、肝臓などの内臓が弱っている可能性が高いです。

ものを食べない時間を意識的に作ることが食べ過ぎによる害から身体を守り、健康や美しさを保つ一つの方法でもあるのです。

しかし、空腹や断食と聞くとハードルが高い、私には断食なんてできない‼︎という方もいます。

手軽に取り入れられる方法は最近では16時間以上、空腹時間を作るプチ断食をよく耳にします。

1回16時間だったらできそうですよね。

睡眠時間も入れて良いので、意識と決心さえすればすぐにでも実践できます。

空腹時間を意識的に作ることで内臓は休息する時間ができるので、それだけでも疲労感や眠気が軽くなることがあります。

また、16時間以上の空腹時間が良いとされるのは、オートファジーが活発化するからです。

オートファジーとはわかりやすく言うと細胞が生まれ変わるスイッチのようなものです。

古くなった細胞を新しく生まれ変わらせる仕組みが16時間以上の空腹時間を作ることで発動させることができるのです。

睡眠時間をプラスしてカウントできるので、週末の休みに取り入れてみてもいいかもしれませんね。

基礎疾患や既往歴などがある方は主治医の方に相談してから行ってください。

日本人の腸は長い

日本人の腸は長いというのは有名なので知っていますよね。

日本人は玄米菜食やお魚が伝統食です。 

日本人は長い間、米や野菜を中心に食べてきたから腸が長いのです。

欧米人は肉食中心で日本人に比べて腸は短く、肉食動物の腸も草食動物に比べると短いのです。

日本人は腸が長いので排泄するまでの間、食べ物が腸の中に滞在する時間は体の構造的にも長くなることがわかります。

日本人の腸とあまり相性が良くない食事と相性が良い食事

道を歩いていてもお肉や小麦系の飲食店をたくさん目にしますが、

日本人はもともとお肉を分解する消化酵素は少ないと言われているので、お肉は消化しにくい。

小麦には、タンパク質の一種のグルテンがあり、グルテンは腸を傷つけてしまうので控えた方がいい食品の一つでもあります。

日本人には日本人の腸や体質にあった食があるというのも食事を選ぶ時に意識するといいかもしれませんね。

伝統食の発酵食品は日本人の腸には合っています。

お味噌、豆腐、納豆、「まごはやさしい」の食事を中心にすることも腸には優しくて良いですね。

プチ断食にプラスして日本人の腸に合った食品を選ぶことも健康のためにも意識してみてはいかがでしょうか。

最後に

疲れやすさの原因には色々あります。

原因の一つに自律神経の乱れがあります。

当院では気功で自律神経を整えることができます。

自律神経を整えると健康を維持する機能が正常になり、自然治癒力が高まり疲労が解消されます。

慢性的に疲労をかんじていましたら、気功で自律神経を整えてみることも選択肢の一つにいれてみてはいかがでしょうか。